今年で取り壊されてしまう予定の広電廿日市駅舎。
昔は、廿日市発の電車が多く、宮内駅が最寄り駅だったに私は親に連れられて広島市内に行くときに、廿日市で乗り換えていたような記憶があります。あと、その当時は「高いホーム」に停車する「高床車」が本数は少ないものの運行されてました(調べてみたところ1990年頃にすべての高床車が廃止されたみたいですね)。高床車はチョコレート色をした電車で、宮島口と己斐の間を往復する電車でしたが、小さい頃は広電を待っていて、このチョコレート色をした電車が来るとワクワクしたものです。今では「高いホーム」が残った広電の駅自体が姿を消しつつありますが、高いホームを見ると、いつも高床車を思い出すのですが、せめて高いホームだけでもどこかに残してほしいですね。
広電廿日市駅の「低いホーム」と今は使われることのない「高いホーム」。
広電の宮島口から西広島(己斐)の間の駅では、電車が接近すると電光掲示板で表示します。ここで「低いホーム」という表示が光りますが、
電車が接近を知らせる電光掲示板。「低いホーム」の横に、以前は「高いホーム」がという表示があった。
阿品東の電光掲示板。「高いホーム」の表示が残っているのが見える(2012年8月11日撮影)。
廿日市駅舎の中に入ると、写真のように郷愁を誘う雰囲気が漂っています。
今は役割を終えて閉じられている切符売場。
昔売店があったことろ。ちなみに売店のおばちゃんは駅を出てすぐのところで今も「和田商店」を営んでいる。
駅に入ったところにはツバメの巣の跡が?!
今、廿日市駅舎内には、誰が置いてくれたのか知りませんが、写真のような思い出ノートがあります。ノートの中身を写真撮影することは控えましたが、かなりの数の書き込みがあり、中にはジーンとくるような内容もあります。廿日市駅に思い出のある方も、そうでない方も、この郷愁のある駅舎を見ることができるのはあとわずかなので、今のうちに一度目に留めておくことをおすすめします。
廿日市駅にある思い出ノート
最後に、夜にも何枚か写真を撮ったので掲載しておきます。この姿を見ることができるのもあと数ヶ月、寂しいですが、せめてブログ上と自分の記憶にはしっかりと留めておきたいと思います・・・
※以下のページは広電廿日市駅等の情報が詳しく載っているのでご参考までに。
広電廿日市駅(広島電鉄・宮島線、木造駅舎)
広島電鉄・宮島線専用車
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