というのも、「3.11 東日本大震災を忘れない はつかいち・心の灯り」が新宮中央公園で開かれるので、今週はその集いで使うキャンドル作り、来週は集いへの参加と2週連続で新宮中央公園に行くからです。
で、まずは新宮中央公園ですが、愛称が「けんだま公園」というだけあって、けん玉がテーマの公園という感じですが、実は数々の防災時の備えがあり、万一の災害時に活用できるさまざまな仕掛けがあります。
新宮中央公園の様子。愛称が「けんだま公園」というだけあって遊具はけん玉の形をしている。
新宮中央公園入口あたりにある池。これも災害時の機能がある。池の奥にある建物は備蓄倉庫。
新宮中央公園にあるベンチ下には、電源やタンカなど非常時のためにいろんな機能を備えている。
公園の地図を見ると、ウォーキングロードもありますね。1周320mと距離も書いてあるので、歩いた距離が容易に把握できていいですね。お子さんがいる方は、お子さんを公園で遊ばせておいて、その間に公園内をぐるぐると歩くというのも良さそうですね。
新宮中央公園全体の地図。あちこちに健康遊具が設置してある。
ちなみに、新宮中央公園の情報は以下2つが充実しているので、リンクしておきますね。
- 廿日市市 新宮中央公園ナビ
- けん玉の町 廿日市市、けん玉がテーマの新宮中央公園は防災公園
(広島ニュース食べたいんジャー)
新宮中央公園は、もっと時間をかけて見たかったのですが、今回は公園のお隣にある「あいプラザ」でのキャンドル作りが目的なので、公園歩きはほどほどにしてキャンドル作りスタートです。
新宮中央公園のすぐ横にある「あいプラザ」。すごくきれいな施設で、キャンドル作りはここで行われた。
キャンドル作りは、まずパラフィンという細かい粒状になった蝋を液状になるまで熱します(蝋なので、弱火ですぐに溶けます)。
パラフィンを溶かしているところ。液状になるとあまり粘り気もなくなる。
あとは、これをカットした牛乳パックに流し込みますが、このとき単に流し込んで固めては、直方体のキャンドルになってしまいます。3.11の集いでは、外で灯すので、直方体だと風で火が消える可能性があり、そのため火を灯す芯の周囲に壁を作って風よけにする必要があります。
この壁を作るには、液状の蝋を牛乳パックに流し込んだ後で、粒状のパラフィンを少しずつ加え、蝋がジェル状になったところで、割り箸をヘラの代わりに使って、牛乳パックの内側側面に薄く壁を作るように伸ばしていきます。
こうして、一旦壁を作ったら、この壁の内側に液状の蝋を流し込み、それと同時に火を灯す芯も埋め込みます。
これで、しばらく冷まして蝋が固まったら、牛乳パックを切り開いて取り出しますが、完成すると下の写真のようになります(色が着いているのは、パラフィンを溶かした段階で、顔料を加えて着色してます)。実際に火を灯すと、風よけの部分から明かりがほんのり透けて、幻想的な感じになります。
完成したキャンドル。
キャンドルは、牛乳パックとパラフィンを溶かす鍋さえあれば、どんどん作ることができます。この日も多くの方々がキャンドル作りに参加して次々とキャンドルが出来上がっていきました。
キャンドルはこんな感じでいくつも作られていく。
3.11の集いでは、1000個のキャンドルが新宮中央公園で灯されるそうです。この1000個のキャンドルは、こうして東日本の復興を願う人達の手で1つ1つ手作りされたものなので、この思いが東日本に届いて欲しいですね。
3.11にお時間のある方はぜひ、この1000個のキャンドルが灯る様子をご覧になって、東日本復興への祈りを捧げてみてはいかがでしょうか?
ということで、今回はわずか3000歩程度しか歩いておらず、来週も歩くことができませんが、3.11が過ぎればそろそろ暖かくもなってくるでしょうし、桜も咲き始める頃ですね。思い起こせば、昨年は東日本大震災の悲惨な光景が頭にこびりついて桜を楽しむような気分ではなかったですよね。その分、今年はしっかり桜を楽しみつつ、復興も応援したいです!
【新宮中央公園までの地図】
より大きな地図で 新宮中央公園 を表示
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