昔はこのお祭りでも二百廿日豊年市民祭のように出店がたくさん出てたんですが、最近は出店はなく(唯一、廿日市中央市民センターにはちょっとした飲食のテントが並びますが)、御神輿や大名行列が中心の祭りとなっています。
人手が多いのは二百二十日豊年市民祭なんですが、この秋祭りの時には、廿日市のかなり広いエリアでしめ縄が張られ、御幣(ごへい)という短冊状の紙が付けられます。
秋祭りの時期は、廿日市市内広域でこのように御幣が飾られる。
廿日市天満宮のお祭りだけあって、天満宮は華やかです。
秋祭りの期間は、のぼりが立って天満宮周辺は人で賑わっている。
天満宮もいつもより華やかな雰囲気。
お祭りで使う三基の御神輿が天満宮に鎮座している(10/13撮影)。
子供の頃からなんといっても、このお祭りは「はな」と呼ばれる天狗があちこちに出没して、子供を追いかけ回す姿が恒例(追いかけ回して持っている竹の棒で軽く叩きます:叩かれるとその年は風邪をひかないと言われてます)でしたが、これは今でも続いてます。ただ、昔は広域に「はな」が出没していたのですが、最近は廿日市天満宮の近隣だけのようですね。これも時代の流れなんでしょうけど、ちょっと残念です。そういえば「はな」というのは子供の頃から自然にそう呼んでましたが、どうやら天狗の鼻を見て、子供達が「はな」と呼び始めてその呼び名が定着したっぽいです(ちなみに、今の子供達も「はな」と呼んでました)。
これが「はな」。お面が般若の人もいる。
お祭りは土日にありますが、日曜は市内のあちこちで子供会の御神輿が出ます。中心部では大人の御神輿と大名行列が町を練り歩きます。
御神輿を威勢良く担いで町中を練り歩く。
御神輿に続いて、大名行列。
大名行列の後には金ぴかの御神輿(天満宮にあった御神輿かな?)。
御神輿と一緒にいた獅子舞。広電廿日市駅もお祭り中は御幣で飾られている。
大名行列と一緒に歩いていた巫女さん達。
お祭りのクライマックスは佐方八幡神社、新宮神社、廿日市天満宮の三基の御神輿のお宮上げです。その前に、まず大名行列が上がり、巫女さんの舞、獅子舞があります。
大名行列は先頭の奴(やっこ)が毛槍を二人で交互に渡しながら進んでいく。
大名行列の後は四人の巫女さん達による舞。
巫女さんに続いて獅子舞。
御神輿のお宮上げは、三基のうち一基ずつ上げますが、上げる以外の二基の御神輿の担ぎ手が上げるのを阻止します。そのため、一度では上がらず、何度もぶつかり合います。
御神輿が勢いをつけて上がってくるところを他の二基の担ぎ手が阻止する。
何度がぶつかり合った末に御神輿が上がり、宮入する。すべて御神輿が上がる頃には日が暮れていた。
何度も御神輿を上げようとぶつかり合う姿はすごい迫力があります。担ぎ手は相当疲れると思うのですが、それでもあきらめないで力を合わせて突き進む姿は見ているだけでパワーをもらえた気がします。
二百廿日豊年市民祭、今回の秋祭りが終わるとすっかり秋本番という感じです。あと少しすれば紅葉シーズンになるので、また歩く楽しみが増えそうです♪
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