まずは、JR大野浦駅を降りて宮浜温泉方面に向かいます。最初の目的地は「残念社(残念さん)」です。後でわかったのですが、一旦宮浜温泉の中心部に入って残念社に向かえば、あちこちに看板があったのですが、いきなり残念社に行こうとすると、案内が少なく迷いがちです(今回、何度も道を間違えました ^_^;)。
西国街道の石畳の案内があるので、この石畳の方の小道に入ります。少し進むと石畳があり、そこを上っていきます。石畳の案内は、道を挟んで向かい側に信州そばの竹葉庵さんがあるので、竹葉庵さんを探せば入口がわかるかと思います。
西国街道石畳の入口と、石畳の様子。
石畳を上ると、貯水タンクがあり、その横に今川貞世さんの歌碑があります。今川貞世さんの歌碑は、大野浦駅前にもありますね。
貯水タンク前にある今川貞世さんの歌碑。
歌碑を過ぎると、高速道路の方に向かって小道を歩きます。ここからは山並みが良く見えますが、このあたりの山は岩が多く、いつも見慣れている緑の山と違って、新鮮味があります。
残念社に向かう途中に山並みが良く見える。
少し歩くと高速道路(広島岩国道)の下をくぐるところに着きますが、ここで注意です!大野かきフェスティバルの案内にあるウォーキングコースのマップを見ると、ここをくぐるように見えるのですが、実際にはここはくぐらず高速道路の海側にある道を少し行ってからくぐります。実は、私も間違えてしまい、地元の人に道を尋ねたところ「マップがわかりにくいから、よく間違えるんよねー」と言われました。私のように間違えることがないよう、ぜひ歩く前に下にある地図でルートを再確認してくださいね。
高速道路に沿った海側の道を少し歩くと宮浜温泉の源泉があります。
宮浜温泉の源泉。泉質の説明もある。
ここをさらに高速道路沿いに進むと残念社(残念さん)の看板があります。ここで高速道路の下をくぐりますが、高速道路の下をくぐるところは道という感じではないので、看板が合っているのか不安になるかもしれません。(^_^; あとは、小道をしばらく進みますが、小道に入ってからは残念社方向を示す看板があちこちにあるので、ここからは迷うことがないと思います。
残念社(残念さん)に向かうには、こんな感じの小道をしばらく進む。
上り坂になっているので、少し息が切れるかもしれませんが、小道をクネクネと看板に沿って進むとやがて残念社(残念さん)にたどり着きます。
残念社(残念さん)。
高速道路(広島岩国道)を走行していると、いつも宮浜温泉のあたりで「残念さん」という看板が目に入り、気にはなっていたのですが、今回やっと現地に行くことができました。「残念さん」という名前ですが、1866年長州戦争のときに、軍使として長州軍の軍営に向かった幕府軍の武士(丹後宮津藩士・依田伴蔵)を長州軍が戦闘員と見誤って狙撃してしまいました。その時「残念」と叫んで倒れたことが由来だそうです。長州軍は和平のために向かった武士を誤って狙撃したことに遺憾の意を表し、土地の人々もその壮烈な死を悼んで祭ったのが現在の残念社(残念さん)です。
残念社(残念さん)を過ぎて少し歩くと依田神社への道があり、入口には朱色の鳥居があります。また、ここの入口には吉田松陰腰掛けの岩があり、説明によると、吉田松陰先生が江戸に護送される途中に腰掛けられた岩なんですね。松陰先生が故郷を見るのは最後だろうという気持ちで腰掛けられていたのかと思うと切なくなりますね。
依田神社入口の鳥居。鳥居奥にあるのが吉田松陰腰掛けの岩。
依田神社を過ぎると、海の方向へ下る道があるので、ここを下ると今度は高速道路(広島岩国道)の上を渡る歩道橋があり、ここを渡って高速道を越えます。高速道を越えて、ついついアスファルトの道沿いを歩いてしまいそうですが、真っ直ぐ行く未舗装の小道に行きましょう(区民ふれあいの道というような小さな看板もあります)。ちなみに、この小道の両側には見事な竹林が広がっており、景色も楽しめます。
高速道路の上を渡る橋を渡りきったら、真っ直ぐ小道を進む。小道を進むと両側に見事な竹林が広がっている。
高速道路の上を渡る橋から見える宮島と、残念さんの看板。
小道を抜ければ、宮浜温泉街で大きな道なので、ここからは迷う心配もありません。宮浜グランドホテルの手前あたりに、ちょっと変わった形のオブジェ(?)があったので立ち寄ってみました。「米山広場」と書いてあり、石碑があるので、読んでみたところ、原爆災害研究のため来られていた京都大学の調査班が枕崎台風によって発生した山津波(土石流)に遭って命を落とされたとのこと。自分の住んでいる町にこんなことがあったとは恥ずかしながら知りませんでした・・・
米山広場の様子と、広場にある石碑。
米山広場の手前あたりから、あちこちに宿泊施設が見えますが、しばらく道なりに進むと、べにまんさくの湯という入浴施設があります。大野浦駅からここまで歩くと、けっこう汗ばむくらいなので、着替えを持参して最後に汗を流していっても良いですね。また、べにまんさくの湯の前には無料の足湯もあるので、タオルさえ持っていれば、足を休めることができます。
入浴施設「べにまんさくの湯」。入口付近に無料の足湯もある。
このコースは、予想以上に楽しめました。歩いている最中も、山がきれいに見え、海側を見れば、宮島や大竹あたりまで見渡すことができるので、終始景色を楽しむことができます。また、最後には温泉もあるので、歩いたあとのシメとしてはいいですね。(^_^)
最後に、宮浜温泉にあった案内板が一番わかりやすかったので、ここの看板写真を掲載しておきます。
【今回ルートの地図】
より大きな地図で 大野浦から宮浜温泉と史跡巡り を表示
【大野浦から宮浜温泉と史跡を巡る距離】
6.3km
【大野浦から宮浜温泉と史跡を巡る歩数】
11500歩
【大野浦から宮浜温泉と史跡を巡るウォーキング所要時間】
約120分
【大野浦から宮浜温泉入口までの距離(片道)】
1.6km
【大野浦から宮浜温泉入口までの歩数(片道)】
2240歩
【大野浦から宮浜温泉入口までのウォーキング所要時間(片道)】
約20分
【全体的なコースの平坦度(1:平坦→5:かなりの坂】
3(残念社あたりを巡るには坂がかなりあります)
※距離は徒歩で移動したルートGoogleマップ上で測定したものです。
※歩数は紹介したポイントを巡る歩数を含んでおり、あくまで私(歩幅65cmくらい)の実測値です。
※所要時間は紹介したポイントを巡る時間を含んだ実測値です。
3(残念社あたりを巡るには坂がかなりあります)
※距離は徒歩で移動したルートGoogleマップ上で測定したものです。
※歩数は紹介したポイントを巡る歩数を含んでおり、あくまで私(歩幅65cmくらい)の実測値です。
※所要時間は紹介したポイントを巡る時間を含んだ実測値です。
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